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2005.03.04

島津義久の和歌

(南)「なく蟲の聲は霜をも待ちやらで
     あやなく枯るる草の原かな」
(無)「むらさきの雲にかくれし月影は
     西にや晴るる行方なるらむ」
(阿)「あめはただ空にしられぬ■あれや
     うき折々の袖にかかりて」
(彌)「みし夢の名残はかなき寝覚めかな
     枕に鐘の聲ばかりして」
(陀)「たづねても入らましものを山寺の
     ときおく法の深き心を」
(佛)「ふでをみぎり弓を左に弄(もてあそ)ぶ
     人の心や名に残らまし」

●島津義久【生没】天文2年(1533)~慶長16年(1611)

島津義久は島津氏第16代当主。この南無阿弥陀仏の
和歌は文禄の役の陣中で病死した甥の島津久保
(弟・義弘の二男)の追善にこの6首を詠じたと
伝わっています。

■印の部分は不明な漢字です。旧漢字のようで
現在の辞書にはありませんでした。

「習」という字に酷似しています。
「翟」という字の上のつくりに下が「白」の字です。

「翟」(てき)なら意味も通じそうなのですが、「習」
だと、よくわかりません。

「翟」・・・中国の佾舞(いつぶ)で文舞の舞人が
   右手に持って舞う具。柄の上の竜頭の口に雉の
   羽をさしてある。

はっきりしませんが、お許し下さいませ。
「南無阿弥陀仏」を潜ませているところを
ご紹介したかったので、掲載しました。
ご存知の方がいらっしゃいましたらご教授いただけ
ますと幸いです。


投稿:by いろは 2005 03 04 | 固定リンク

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受信: 2005/03/08 0:33:10

コメント

初めまして。ここ10年ほど探している歌があり、こちらに辿り着きました。もし、ご存知ならばお教え頂きたいのですが。
高校生のころ(現在若干30です)、徳川家のナントカという将軍が子供のころ、勉強が苦手で、当時将軍であった父親が家臣の子供のできの良さをうらやんで「影でも踏んでもらいたい」というような歌をよんだところ、その事に反発して「陰など踏むものか、面こそふんでやる」と歌で返したと授業でならいました。何かの時にふとその話を思い出すのですが、どうも歌も該当者の名前も思い出せません。大変、身勝手なのですが、もしご存知でしたら教えて頂けませんでしょうか?どうぞお願いいたします。

投稿者: マツヤ (2005/05/22 22:38:02)

マツヤ 様。こんにちは。"いろは"と申します。
面白そうな逸話があるのですね。
手持ちの資料にはありませんでした。
どの将軍のことかすらわからず、申し訳ございません。

今後、気をつけておきたいと思います。
判明しましたら、またこのブログでも
紹介したいと思います。
コメントをどうもありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

投稿者: いろは (2005/05/23 17:54:36)

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