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2004.11.29

三好長慶の和歌

「難波がた入江に渡る風さえて
          盧の枯葉の音ぞ寒けき」

●三好長慶【生没】大永3年(1523)~永禄7年(1564)

「難波がた」は大阪付近の海の古称です。
難波潟の入江に吹く風が刺すように冷たくなって、
木枯れた盧のガサガサと葉がかすれあう音がいっそう
寒さをさそっているのですね。寒そうですね。
何年に詠まれたものかは不明ですが、三好政権の
衰退へ向かう冷たい風が長慶の心に中にも吹いて
いたとしたら・・・それは寒すぎますね。

長慶は三好家全盛期の当主。将軍足利義輝や管領
細川晴元と戦って勝ち、摂津芥川城を本拠として独自に
畿内を支配する体制(三好政権)を築きました。
のち、山城・摂津・和泉・丹波・淡路・阿波と、讃岐・
播磨・伊予の一部に一族諸将をおいて支配下を拡大。
しかし執事とした松永久秀が次第に勢力をのばして
長慶の権力は衰えはじめます。嫡子義興が毒殺され、
さらに久秀の讒言を信じて弟の安宅冬康を殺してからは
政務から離れ、河内飯盛城で病死しました。

投稿:by いろは 2004 11 29 | 固定リンク

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