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2004.11.24

富樫政親の和歌

「神かけて末の世ちぎる梓弓
          ひきとどむべき袖にあらねば」

●富樫政親【生没】康正元年(1455)~長享2年(1488)

 加賀一向宗が高尾城を攻めた時、政親は妻を実家
に避難させています。この和歌は妻との別れを
惜しむ歌であろうといわれています。
神にかけて後世に又一緒になりましょう。
今はあなたをひきとめるべきではありませんから。

「末世」には仏教用語で「仏法のおとろえた世」と
いう意味もあり、あえて冒頭に「神」と使用する
政親のこの歌には、一向宗という仏教徒と戦い
続けてきた痛烈な思いが込められているようですね。
仏様には誓いたくなかったのでしょうね。

政親は北加賀守護成春の子。寛正5年富樫泰高より
南加賀の守護職を譲られました。応仁の乱が起こると、
加賀一国の支配をめぐり骨肉の争いが起きます。
政親は越前守護朝倉孝景の支援を仰ぎ、蓮如の率いる
本願寺と結び親族の幸千代党を圧倒することが出来まし
たが、その後本願寺門徒の弾圧に転じたため、長享2年
6月、一向一揆に攻められて高尾城にて死亡しました。

投稿:by いろは 2004 11 24 | 固定リンク

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