2008.06.25
島津家久の和歌
事・しらま弓矢猛心の一すぢにみだの教も二つあらじな
君・きりとなり煙と消えし鳥部野の草葉もしげる露涙かな
能・のちの世をてらすまことの燈火に向はば法の花も開けむ
致・ちりつくす花の梢の杜鵑しのぶにたへぬ鳴く音ならまし
其・こけの下とふも恨めしあはれ世にいつつのなかは夢か現か
身・しら雲のはるる真如の月や日にめぐりて絶えぬ光とを知れ
●島津家久
【生没】天正6(1578)~寛永15年(1638)
義弘の第三子。薩摩藩初代藩主。
(義弘の弟とは別人)
寵臣の死に際して詠まれたものだそうです。
「事君能致其身」という古語を歌の上に配して6首
あります。
(西藩野史巻之十三)
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2008.03.28
織田長益の和歌
「大原やをしほの山の松の葉の
ちりうせぬ世の花と祈らむ」
●織田長益
【生没】天文16(1547)~元和7年(1621)
織田長益(有楽斉如庵)武将・茶人。
信長の弟で、本能寺の変後は豊臣秀吉に仕え
関ヶ原の戦いでは徳川家康に従って戦後大和
三万石の大名となりました。
(現在江戸屋敷の跡が有楽町と名付けられています)
晩年は京都で茶事に余生を送って没。

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2008.02.29
豊臣秀長の和歌
「かけて今日みゆきを松の藤浪の
ゆかりうれしき花の色かな」
●豊臣秀長
【生没】天文9(1540)~天正19年(1591)
聚楽第行幸記より。聚楽第行幸時の歌会
(天正16年4月16日に開催)での和歌。
お題は「寄松祝」です。
藤浪の言葉を調べると「藤の花が波のようにゆれる様」
という意味の他に「藤原氏の系統という称」としても
使われるそうです。兄:秀吉が関白就任時に藤原姓を
称していたことから、弟の秀長も藤原姓を称することへの
感慨深さや喜び、素直さが感じられると思いました。
(※兄:秀吉が藤原姓を称したのは
太政大臣の頃という異説もあります)
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2006.10.31
安宅冬康の和歌
「うたふ夜の暁ふかく聲ふけて
神代ながらの鈴の音かな」
●安宅冬康
【生没】永禄4(1561)~寛永2年(1625)
暁は現在ではやや明るくなってからを指しますが、
古くは夜を「宵」「夜中」「暁」と3つに分けて
いたことから、暗いうちから夜が明けようとする
時間帯までを指すそうです。
神代は記紀神話で「天地開闢(かいびゃく)」から
「うがやふきあえずのみこと)」までの
(↑漢字が入力できませんでした・・・。)
神武天皇以前の神々の時代のこと。
深夜に神楽を鑑賞していたようです。
神秘的なおももちが伝わってきますね。
(後水尾院御選集に掲載されていたらしいです。)
安宅冬康は三好元長の三男(三好長慶の弟)。
淡路の土豪で安宅氏を継ぎ、淡路水軍を統率しました。
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2005.12.16
12月生まれの皆様、お誕生日おめでとうございます
12月生まれの武将の誕生日を旧暦でご紹介します。
12月01日 沢庵宗彭(たくあんそうほう)臨在僧(1573)
12月03日 黒田長政・・・孝高の子、福岡藩主(1568)
12月07日 勧修寺光豊・・・晴豊の子(1575)
12月15日 御陽成天皇・・・誠仁親王第1皇子(1571)
12月15日 足利義澄・・・足利11代将軍(1480)
12月18日 覚怒(かくじょ)・後奈良天皇第2皇子(1521)
12月23日 後奈良天皇・・後柏原天皇の第2皇子(1496)
12月26日 徳川家康・・・江戸幕府初代将軍(1542)
12月29日 池田輝政・信輝(恒興)の子、姫路藩主(1564)
12月30日 蜂須賀家政・・・正勝の子、徳島城主(1558)
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(参考・メールマガジン2002年12月号)
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2005.11.25
吉川広家の和歌
「玉椿かげに八千代をまつが枝は
花櫻木の庭の閑けさ」
●吉川広家
【生没】永禄4(1561)~寛永2年(1625)
吉川家文書之二より。
いつごろ詠まれたかは不明です。
わかるような、わからないような、
「まつ」と櫻の「サク」が掛詞になっている
ような・・・"いろは"には難しい和歌です。
(すいません)
静かな庭の光景に何か奥深さを感じました。
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2005.11.20
井伊直政の和歌
「たちそふる千代の緑の色ふかき
松の齢を君もへぬべし」
●井伊直政
【生没】永禄4(1561)~慶長7年(1602)
聚楽第行幸記より。お題は「寄松祝」です。
以前にも聚楽第行幸の際の和歌を紹介していますが、
皆と同じように無難な和歌だと思います。
個性はなかなかわかりにくいですね~。

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2005.11.18
毛利隆元の和歌
「幾年とかぎりはあらじ春ごとに
ながめ絶えせぬ花盛りかな」
●毛利隆元
【生没】大永3(1523)~永禄6年(1563)
武林拾葉續輯より「寄花祝言」。
いつ詠まれたかは不明です。春の日に隆元は
何のお花をみていたのでしょう?
「幾年」と使用いるところから、
隆元にとってこれからも眺めるであろう、
これまでも何度も訪れている、そんな思い入れの
ある場所で詠まれたものかもしれないですね。

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2005.11.15
11月生まれの皆様、お誕生日おめでとうございます。
11月生まれの武将の誕生日を旧暦でご紹介します。
11月01日 近衛信尹・・・(のぶただ)前久の子。関白(1565)
11月03日 武田信玄・・・信虎の子。甲斐・信濃領主(1521)
11月03日 足利義昭・・・室町15代将軍。義晴の子(1537)
11月13日 細川忠興・・・小倉藩主。藤孝の子(1563)
11月15日 大内義隆・・・義興の子。周防等6カ国守護(1507)
11月20日 本願寺証如・・・本願寺10世。円如の子(1516)
11月20日 尼子経久・・・清定の嫡男。出雲守護(1458)
11月21日 江月宗玩・・・津田宗及の子。(1574)
11月22日 福島正則・・・豊臣秀吉のいとこ。広島城主(1561)
11月23日 足利義尚・・・室町9代将軍(1465)
11月28日 徳川義直・・・家康の九男。尾張藩主(1600)
島津家久(義弘の子)も1576年の11月生まれだ
そうなのですが、日付は不明です。
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(参考・メールマガジン2002年11月号)
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2005.10.25
小野のお通の和歌
「あかざりし花に心を残しつつ
わが身は宿にかへりぬるかな」
●小野のお通
【生没】生没年不詳
醍醐の花見の際に読まれたものだそうです。
小野のお通は女流文人。真田太平記にも登場して
印象的です。美濃の住人でのちに高台院(秀吉の正室)
に仕え重用されました。また千姫の大阪入城の介助など
礼式にも精通していたそうです。
お通の履歴には、織田信長の侍女、豊臣秀次の臣、
塩川志摩守の妻など諸説ありはっきりしないそうです。
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